発達障害の診断

発達障害の診断については、現在のところ、基準がひどくあいまいです。診断する医師(最近では、セカンドオピニオンを利用する人も増えてきているようです)や診断した時期によって、違う診断名をつけることもよく耳にします。身近にいる親が、他の子供との違いや育てにくさを感じて診断を受けても、はっきりとした診断名がつかない事もあるらしいです。

発達障害だという事がはっきりして、具体的な診断名がわかれば、学校や周囲の人に伝える事も出来ますが、発達障害かどうかもわからない状況では、ただの問題児と思われてしまいがちです。発達障害の専門医(適切な治療を受けるためには、必要不可欠な存在かもしれませんね)なら、より正確な診断ができますよねが、混み合っていて診断が受けづらいケースもあるみたいです。はっきりとした診断名が分からなくても、療育のための施設に通うことはできるはずなので、最寄の施設に相談してみてください。

療育のための施設には、病院の付属施設、民間の施設、地域の通所施設、NPO法人が運営している療育施設などがあり、その療育施設によって、療育の内容にも違いがあるでしょう。自分の子供が発達障害だと診断された場合、大抵の親はショックを受け、絶望的な気持ち(日記を付けることで整理しやすくなるはずです)となっているのです。中には、診断名がはっきりしたことで、自分の育て方のせいではないと安心したり、今後への対策が立てやすくなったと感じる人もいますが、かと言って、すぐに全てを受け入れられるわけではありません。

つい他の子と比べて落ち込んでしまったり、自分の子の将来を悲観してしまうこともあるでしょう。一人で悩まずに、同じ発達障害の子供を持つ親が書いた本やブログを読んでみてください。発達障害の子供(ファミリー層を集客するためには、ターゲットにする必要があります)を持つ親の会などに入るのもいいと思います。